『慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン』活用ソフトの提供について

平成24年10月吉日

日本透析医学会会員 各位


 2006年度の「透析患者における二次性副甲状腺機能亢進症治療ガイドライン」発表後、臨床の現場で使いやすいツールとしてガイドライン活用ソフトを開発し、日本透析医学会ホームページに掲載して皆様に配布しておりました。

 本ガイドライン活用ソフトは、PとCaのガイドライン推奨治療法を提示するものです。Excelを用いて患者データを管理すると、複数患者におけるPとCaのガイドライン推奨治療法を数秒で提示することが可能です。年末の統計調査委員会へのデータ提出を電子媒体で行われているご施設では、そのデータをそのまま使用することが出来ます。

 この度、『慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン』が発表され、管理目標値の改訂や新規薬剤の追加等がなされましたので、本ガイドライン活用ソフトについても改訂作業を行いました。

 新規治療薬の登場などにより、管理目標値への到達は以前よりは容易になったものの、多様化する症例に対して、一律の治療マニュアルを提示することは困難となっております。ガイドラインのコンセプトをご理解いただいた上で、ご活用頂ければと存じます。

 日々の統計ソフトや基幹ソフトのバージョンアップにより、ソフト自体が動かないこともあるかもしれません(残念ながら現時点ではWindowsのみ使用可能です)が、その際はご容赦ください。統計調査委員会会員の皆様のデータが『慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン』の礎となっております。そのことを踏まえ、少しでも会員の皆様への御返しになりましたら幸いです。

 なお、日本透析医学会会員以外の方が本ソフトの利用を希望する場合には、学会事務局まで利用申請書をご提出ください。


日本透析医学会CKD/MBD診断と治療ガイドライン作成委員会
深川雅史/横山啓太郎



◆本ガイドライン活用ソフトは、 会員専用ホームページ の【重要なお知らせ】に掲載しておりますのでそちらからダウンロードしてご利用ください。