日本透析医学会統計調査の結果報告方法の変更について

会  告
一般社団法人日本透析医学会    
理 事 長 中元秀友
編集委員会委員長 重松 隆
和文誌編集委員長 熊谷裕生
統計調査委員会委員長 新田孝作

 
日本透析医学会統計調査の結果報告方法の変更について
 

平素は日本透析医学会統計調査にご協力を賜り誠にありがとうございます。この度、日本透析医学会統計調査の結果報告方法が変更されましたのでご報告いたします。

これまで統計調査結果は次の4種類の形態をとって報告されてきました。「図説 わが国の慢性透析療法の現況」(以下「図説現況」)、「わが国の慢性透析療法の現況 CD-ROM版」(以下「CD-ROM現況」)、透析会誌の「わが国の慢性透析療法の現況」(以下「和文報告書」)、「Annual Dialysis Data Report, JSDT Renal Data Registry」(以下「英文報告書」)。

「図説現況」と「CD-ROM現況」は年末調査資料を送付する際に調査協力施設に送付しており、「和文報告書」は透析医学会雑誌1月号に、「英文報告書」はRenal Replacement Therapy誌上に掲載されてきました。

しかし、現状の結果報告作成スケジュールではデータの精度管理に十分な時間がとれず、本学会の重要な知的財産である統計調査結果を多くの会員の皆さまに安心してご利用いただくために、どのような報告方法がよいか検討を重ねて参りました。その結果、以下に提示する報告形式に変更することにいたしました。

皆様におかれましては様々なご意見はあろうかと思いますが、今後引き続き統計調査結果利用の利便性を高めていくことをお約束し、ご了承いただきたくお願い申し上げます。

 

I.    変更の概要
1.  「図説現況」は2018年度から発刊せず、透析医学会雑誌に掲載する「和文報告書」をフルカラーで掲載する。
2.  調査年の翌々年1月号に掲載していた「和文報告書」を、調査年翌年の12月号に掲載する。
3.  「CD-ROM現況」は2019年末の調査結果をもって終了とする。

II.    変更の理由
1.  フルカラーの集計結果を、施設会員に加え個人会員にも配布出来る。
2.  ほぼ同じ内容の「図説現況」と「和文報告書」を、解説文や装丁を変えて発行することに費やされる経費と労力が軽減される。
3.  報告書を学会誌に一本化することにより、学会誌の引用件数を増加させることが期待される。
4.  Web-based Analysis of Dialysis Data Archives (WADDA)システムが稼働し、会員は最新データに基づく随意の帳票出力が可能になり、「CD-ROM現況」の必要性が低下した。
5.  「CD-ROM現況」に収載されている帳表に修正点が見つかった場合、学会ホームページ上のデータは更新可能であるが、会員の手元にある「CD-ROM現況」内のデータは更新出来ない。「CD-ROM現況」を廃止する事で、ホームページ上の最新データの利用を促す事が出来る。

以上