【重要】 専門医制度規則施行細則 一部改正のお知らせ

会 告
2021年3月27日
一般社団法人日本透析医学会      
理 事 長 中元 秀友
専門医制度委員会委員長 岡田 一義
専門医認定小委員会委員長 花房 規男
 

専門医制度規則施行細則 一部改正のお知らせ


2021年3月27日開催の理事会で,専門医制度規則施行細則(別表含)の一部改正が承認されましたのでお知らせいたします.

改定の要点は以下のとおりになります.いずれも,従来,審査において考慮されていた点で,疑義がしばしば生じていた内容になります.今回それらについて,従来の審査基準をもとにして,施行細則に明記をいたしました.


①専門医,指導医の初回認定・更新における認定基準について
従来,本学会関連の発表・論文以外の業績については,維持透析患者に関わるものに限っておりましたが,その内容を明記しました(審査基準としては従来と変更はありませんが,明記した点がポイントとなります).

②業績として認められる学術集会について
従来,複数の箇所に記載されていた,業績として認められる学術集会について,「学会参加および学会発表として認められる学術集会等」として,ホームページの一カ所にまとめて掲載を行うこととしました.
専門医・指導医の初回認定については,認められる学術集会について,基準が従来明確にはなっていなかった(別表学会に掲載された学会が「望ましい」との記載)のですが,今後の専門医制度機構の審査も考慮し,委員会が認定した学術集会に限るとしました.
また,本文中に要件を示すとともに,実態がない学会については,認定を取り消す仕組みも盛り込んでおります.

③症例要約の件数について
従来独立していた,腹膜透析を維持透析の中に含めました.総症例数は変更ありません.腹膜透析を多く診察されている施設が症例要約を提出しやすくするための変更です.また,長期留置カテーテルは,一時的バスキュラーアクセスと同様の手技が必要になる一方,より高度な処置であるため,「一時的バスキュラーアクセス留置症例」を「バスキュラーアクセスカテーテル留置症例」としました.

④Therapeutic Apheresis and Dialysis(TAD)誌について
TAD 誌は2022年1月からは,本学会のofficial journal ではなくなります.2021年中に発行・受理されているもののみが認められますので,ご留意ください.
この改正は,専門医・指導医の認定および更新申請に重要な改正となりますので,ご注意ください.

なお,本改正事項は2022年4月1日より施行します


<新旧対照表>

専門医制度規則施行細則 一部改正_新旧対照表(2022年4月1日より施行).pdf