統計調査の概要

調査の概要

一般社団法人日本透析医学会は、1968 年から毎年、年末時点におけるわが国の慢性透析療法の現況を調査しています。本学会の施設会員に加え、慢性(維持)透析療法を実施している非会員の施設にも協力を依頼し、全国の透析施設を対象に調査を実施しています。
本調査は関係施設の無償の協力で行われているにもかかわらず、ほぼ全数調査と言える高い回収率を維持しており、文字通りバイアスのないわが国の慢性透析の現況を表しています。このような調査は世界でも稀であり、ご協力いただいている各施設の皆様に心から感謝を申し上げます。 集計した結果の一部は「わが国の慢性透析療法の現況」として一般にも公開し、これまで国内外で広く引用されてきました。また、集約されたデータは透析医療や慢性腎臓病対策に不可欠な基礎データとして広く活用されています。

 

調査対象

年末時点で慢性(維持)透析療法を実施していた施設および、維持透析療法を実施した患者。

 

調査内容

透析コンソール数,患者数,透析液水質管理状況などに関する「施設調査」と、透析患者の方々の透析条件や検査所見,アウトカム指標などに関する「患者調査」を実施しています。

 

調査方法

入力用Excelファイルに「施設調査票」と「患者調査票」を収め、Excelファイルを収載したUSBメモリと記入説明書等の資料を12月初旬に透析医学会から施設へ郵送します。患者調査票には前年までに登録された患者が記載されています。施設担当者は、施設で保管している「対応表ファイル」を用いてExcelファイルの患者登録を一旦実名に戻し、データを入力します。入力を終えた後に「匿名化」し、2月中旬を目途に透析医学会へ返送します。ファイルの受け渡しについては、2024年調査からインターネットを通じて、入力用Excelファイルのダウンロード、アップロードするシステムを導入しました。
施設から回収したデータを透析医学会事務局で確認し、エラーがあった場合は施設に問い合わせを実施しています。

 

倫理的基盤

2015年調査からは2014年12月に厚生労働省と文部科学省から発布された「人を対象とする医学系研究に関る倫理指針」、現在は「人を対象とする生命科学・医学研究に関する倫理指針」(令和5年3月27日一部改正)に則り調査を実施しています。
調査の実施にあたり、毎年本学会倫理委員会の審査を受け、承認されています。