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The Japanese Society for Dialysis Therapy

透析療法について

透析療法について


質問:腎臓病とは何ですか?

 腎臓の障害には様々な原因が関わっていますが、最近では、腎炎に加えて、糖尿病や高血圧といった生活習慣病、そして人口の高齢化が原因となって腎臓の機能が低下している方が着実に増加しています。日本国内では、毎年3万人を超える新たな人々が尿毒症のために透析療法を始めており、透析患者の総数は実に30万人を超えています。これは、国民の400人に1人、高齢者に限って言うなら100人に1人の割合となります。透析治療を必要とする患者さんの存在は今や決して珍しいことはなくなっています。

 

  【慢性透析患者数の推移】

 (日本透析医学会統計調査委員会『図説 わが国の慢性透析療法の現況(2012年12月31日現在)』より)


 腎臓は体内の水分やミネラルのバランスを保ち、体内で発生するごみ(老廃物)を尿中に捨て、さらに、骨を健康に保つホルモンや、貧血を改善するホルモンを産生している大変重要な臓器です。このような腎臓の機能が低下すると(腎不全)、体の健康なバランスが保てなくなり、それが進行すると尿毒症と言われる状態になり、命の危険が及ぶこともありえます。これに対する根本的な治療は「腎移植」ですが、移植以外の治療手段として最も一般的に行われているのが「透析療法」(血液透析と腹膜透析)です。このように透析治療は腎不全患者さんの命を守るために行う治療です。腎移植をしない限り、患者さんはこの治療を継続することになります。



質問:腎不全に対する治療法を具体的に教えてください。

 『 腎不全 治療選択とその実際(2016年版)』

 腎不全の治療には大きく分類して、腎移植、血液透析、腹膜透析の3つの治療法があります。「腎不全 治療選択とその実際(2012年版)」 は、患者さんやご家族向けに、治療法を紹介しているガイドブックです。国内の腎不全治療に関わっている国内の関係4学会(日本透析医学会、日本腎臓学会、日本移植学会、日本臨床腎移植学会)により作製されたものです。国内では専門施設を中心に広く使用されています。
 内容は、以下の4章で構成されています。

 Ⅰ腎臓の働きと慢性腎不全
 Ⅱ透析療法
 Ⅲ腎移植
 Ⅳ慢性腎不全患者さんの医療費及び社会福祉サービスについて